2020年5月5日の「屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:No.006」の記事です。

5月2日と3日に聞いたのだが、町内放送で消防署から注意があった。発熱を訴えての救急車出動要請時救急隊員は防護服を着用して出動するが、それを見ても感染者発生と憶測したり噂を流さないように、あくまで万が一に備えた隊員の感染予防のためである、感染者発生時には放送でその旨知らせる、ということである。

また屋久島に一つある総合病院からの注意も放送された。発熱しているひとはまず保健所に連絡しその後来院すること、発熱患者用診察ルートを設けてあるのでそれにしたがうこと、というようなことである。

また5月3日に配られたある葬祭業者の便りによれば、感染死亡者が出た場合に備え防護服での霊柩搬送の用意はしているようである。またお坊さんはマスクをして葬儀をしているとのことである。また葬儀のために島外から帰省する子どもたちとの打ち合わせでは、自分が感染し従業員や父母・家族に感染させてしまったらと緊張するそうである。そして葬儀への島外からの参加は控えてほしいと願っているようである。

5月4日には緊急事態宣言の5月31日まで延長の発表があった。鹿児島県は特定警戒地域ではない、そして政府の求める対処方針の概略からみると感染予防策を条件として諸活動の自粛緩和ということになりそうである。今後鹿児島県や屋久島町から地元の具体的対応指針が出されると思われるが、

 ・県外移動および接待を伴う飲食店営業は自粛継続、県内移動および接待無し飲食店の営業は許容
 ・大人数イベントはまだ自粛継続、少人数イベントは感染防止策を条件に容認
 ・施設の営業は業種別に事業者が感染予防策を策定し、
  それが遵守可能になった範囲から段階的に事業活動再開
 ・職場への出勤の7割減は求めず、テレワークその他可能な範囲で自粛してということか
 ・学校については、感染者が出ていない市町村は、感染予防策を条件に全面再開

を基本にして5月11日からということになるのではないかという気がする。

これからはある程度県内の経済活動が戻って来るようだから、屋久島でもこれまでよりはひとの往来が増してその中には県外からの来島者もいないことはないとなれば感染リスクは高まることになる。高齢の私たちは万が一感染したら重症化や死亡する確率が比較的大きい。今後状況により県外移動・県外からの移動も段階的に許容されて行くだろうが、当地ではリスク増大要因かも知れない。心配する状況は緊急事態宣言が解除されたとしてもなくならない。そして感染予防の生活は終息するまで続くわけである。一説では2022年までかかるというはなしもある。


補足: ひとり10万円の特別定額給付金は
屋久島町では申請書を5月7日発送予定で準備しているそうである。対象は令和2年4月27日現在、町の住民基本台帳に記録されているひとということだから、わが家では夫婦二人分が支給される。申請を即するつもりでいるが、先日のテレビニュースによれば5月中には振り込まれるようである。


(参考記事)
屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:
  No.002  屋久島町の動き_新型コロナウィルス感染症対策  (2020.04.20)

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本ブログは、屋久島移住5年くらいして始めたHP:「My logbook:屋久島生活の断片」(2000.05~2010.05)と、その後継のHP:「My logbook:屋久島方丈記」(2010.06~2020.04)、そして:「My logbook:屋久島暮らし残照録」(2020.04~)における「日誌編」や「偏見ご免のたわごと編」の中から、最新記事あるいは最近の出来事で思い出した過去記事と、その関連記事を紹介しています。