2019年12月13日の「屋久島方丈記・日誌編:No.555」の記事です。

アサギマダラという蝶は屋久島で春と秋ころに見かける。日本本土から秋に越冬のため南に渡るということである。そして南で繁殖羽化したあるいは越冬した個体は春に本土冷涼地での繁殖のために北上するということである。そして私が春と秋のころ農道わきの草花の蜜を吸っている姿を見かけるのは、渡りをする途中屋久島に立ち寄った蝶のようである。あるいは日本本土の太平洋沿岸の暖地や中四国・九州では幼虫越冬するものもいるようなので屋久島で越冬するものもいるのかも知れない。


左:4月撮影のアサギマダラとセンダングサ  右:11月撮影のアサギマダラとヒヨドリバナ

アサギマダラを見かけるころになると、散歩で農道を行くとアサギマダラがひらひらと飛んでは花で吸蜜しまた飛ぶのを繰り返している姿をよく見る。農道わきの草花の蜜を吸っているようだが、私が見たところでは春にはセンダングサ、秋にはヒヨドリバナで吸蜜している。そして特に秋にヒヨドリバナに多くのアサギマダラを見かけたことが多かったが、最近私が散歩で通る農道ではアサギマダラを見かける機会も少なくなった。気象の影響か除草のためか知らないが、農道の脇のあちこちに一杯見かけたヒヨドリバナが少なくなっている気がしている。



本ブログは、屋久島移住5年くらいして始めたHP:「My logbook:屋久島生活の断片」(2000.05~2010.05)と、そのあとを引き継ぎいまに至るHP:「My logbook:屋久島方丈記」(2010.06~)における「日誌編」や「偏見ご免のたわごと編」の中から、最新記事あるいは最近の出来事で思い出した過去記事と、その関連記事(特にない場合は省略)を紹介しています。
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