2020年6月1日の「屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:No.011」の記事です。

特別定額給付金の申請書が郵送され添付資料にまずはオンラインでとあった。そこでPCで申請しようとしたらとっかかりで引っ掛かり、ICカードリーダーがないのでオンライン申請の要件を満たさず申請出来なかった。そのあと調べたら私のスマホで可能だということが分かってスマホで申請した。だが私にはスマホはこういうことに使いづらい。例えば写真撮影やその添付の流れに戸惑うところがあった。それで使いなれているPC用にICカードリーダーを持っておこうという気になった。

そして「ACR39-NTT Com」というICカードリーダーを注文・入手した。製品を手にしてまず初めにそれをその説明書にある通りUSBに挿入したのだが、説明書にあるような自動的ドライバーインストールのプロセスが実行されている気配がない。USBの取り外しをしようとするとACR39と表示されるので接続はされていると思って、説明書にある通り、デバイスマネージャーで「スマートカード読み取り装置」を見てみたら「Microsoft Usbccid Smartcard Readedr(WUDF)」となっていてACR39になっていない。

そこでICカードリーダーをPCから取り外し、NTT Comのサイトからドライバーソフトをダウンロードしインストールし、再起動してICカードリーダーをUSBに接続しデバイスマネージャーの「スマートカード読み取り装置」を見てみたらACR39が表示された。だが今度はUSB取り外しを試そうとしてもそのアイコンが表示されず操作が出来ない。OS(Windows10)の「設定」の「デバイス」で「削除」をしてICカードリーダーのランプが消えてから取り外した。このICカードリーダーの読み取り確認テスト用ソフトを探してみたがないようで、使えるのかどうか私にはよく分からない。

そのあと同様の事例がないかネットで調べていたら、PCが該当のドライバーソフトを探して、なかったとき適当なドライバーが割り当てられその状態にロックされてしまうらしい。対処案の出ている記事もあったのですぐできるものは試してみたがうまく行かない。OSを初期化すれば可能なようなことが記事にあったが、いまのままのPC使用状態を維持しながら簡単にロック解除する方法ではないのでやる気がしない。こうなった原因は多分私のPC(2016年製)が旧くUSBに挿入しても自動的にインストールするドライバーが入っていないからかも知れない。それならば自動インストールなどと謳わずに「最初に接続する前に、このサイトからドライバーをダウンロードしインストールせよ、インストール前に接続するとトラブルになる」と説明書に大書しておいてほしいという思いである。

ある記事ではこの解決策として、PCから「アプリと機能」でNTT ComのドライバーソフトをアンインストールしACR39は廃棄、新たにSONY製ICカードリーダー「RCーS380」を購入したら、まったく問題なく使えたそうである。私もこれを試してみたい気になって購入した。これも自動的にドライバーをインストールするらしいが、ACR39に懲りて関連ソフトを事前にダウンロードしインストールしてから接続することにした。そしてインストールしてから接続してツールソフトで作動確認したらOKだった。そのあと実際の利用確認をしようと関連アプリもインストールしSUICAで試してみたら利用記録が表示された。いまのところマイナンバーカードについては使う場面は来なそうだが多分大丈夫だと思われる。

以上のようなことで、私がもらえる特別定額給付金の約一割分の金をもらう前にICカードリーダーに使ってしまったわけである。オンライン申請にはマイナンバーカードの他にPCとICカードリーダーそしてインターネット接続あるいはICカードリーダー機能付きスマホが必須だから将来オンラインでと思うひとはそれらを整える必要がある。

また、郵送で申請する場合は証明書をコピーするためのコピー機があるかあるいはどこかのコピーサービスを利用しなければならない。田舎ではコピーサービスしてくれるところまで車で行かなければならないひとが多いかも知れない。また、当地では役場でコピーサービスをしてくれるということだから、それを利用するならやっぱり車で行かないとだめだが、その場合はそこで直接申請出来る。

当地住民の申請方法の実情はどうなのか気になるところではある。わが家ではスマホで5月13日申請し5月22日に入金があったが、オンライン申請についてある自治体では入力確認や二重申請の対応にギブアップし郵送オンリーに変更したという報道もあった。大きな自治体では国のマイナンバーカードのシステムと自治体側の他のシステムとの連携を人手を頼ってとらなければならない仕組みに悩まされているようである。マイナンバーカードで社会的システムの手続きなど何でも連携できるようになるというのはいまのところ幻想のようである。



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