2020年9月21日の「屋久島暮らし残照録・日誌編:No.031」の記事です。

台風が通過して何日かしたころ、台所に小さいクロアリがいっぱいうろつき回るようになった。多分クロヒメアリと思われる。それで昨年も出たときに使って残っていた液体の駆除剤をまた使用することにした。この液は巣に持ち帰るタイプの遅行性の毒餌で、どこに巣があるか分からないアリが出たときに使うために作られているようである。
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今年はうろつき回るのを見かけたのが三ヶ所なので、各箇所に液をプラスティック・トレーに垂らして置いた。そうしたらそれに誘われてかアリの数がどんどん増えて集まって来た。アリが液を舐めているのか吸っているのか知らないが、かなりの時間あるいは翌日になると液がなくなってアリの数がまばらになる。時間は液の量の違いもあるとは思われるが、集まって来るアリの数が昨年より多いからか昨年より早い感じがする。

液が少なくなり群がっているアリの数も減ったころ合いを見て液を追加して垂らすとまたアリの数が増えて来る。駆除剤の口コミの中に1回で出なくなったというはなしや2~3日続けたら出なくなったというはなしがあったので、巣の大きさが関係しているのかも知れない。効かないようでも2週間くらいとりあえず粘ってみるとよいというようなはなしも出ていた。そこで液がなくなったら追加して垂らすことを続けてみた。わが家では日中3日続けて液を垂らした翌日の朝様子を見たら動き回っているアリが数匹いたがあとはと動かない死骸がかなり残っている状況だった。そのままにしてその翌日も見てみたがこの朝には動き回っているアリはおらず駆除剤が効果を発揮したものと思われる。

駆除剤を使い始めた日にアリがどこから来るのかと家の周りを見て歩いたら、基礎コンクリの方に庭の土部分のどこかから黒い筋になって来ているところが3ヶ所あった。だがそこと家の中の出る場所とは符合しない。そこで基礎コンクリを登っているアリの筋を追って見て行くと外壁の下端を横方向に移動している。多分最初は台所の匂いに釣られて台所に達したかして、そこにアリの道が出来ていると思われる。わが家では5年ごとに業者によるシロアリ予防の薬剤散布などをしているからか、実施したその年や翌年はアリは気にならなかったが、2年くらいするとまたアリの道が出来るようである。



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