2020年10月26日の「屋久島暮らし残照録・日誌編:No.039」の記事です。

6月末ころのある日の夜、テレビを見ていたらwithコロナで三密回避で運動をするのに良いとフレスコボールを紹介していた。ボールを用いてやる羽根突きやバドミントンみたいな感じのスポーツやテニスや卓球みたいな感じもある。それだけなら私の興味をひかなかったのだが、チームを組んだパートナー同士が互いに木のラケットでボールを落とさず打ち合いそのラリーの回数の多寡を他チームと競うというところに私は関心を持った。
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同チームの打ち合う相手と助け合ってよい成績を上げる。その成果を他チームと競うというところが普通の直接相手あるいは相手チームと戦って負かすという競技と異なる。負けず嫌いの私は直接相手と戦って勝ち負けを決める競技は嫌いである。また相手の嫌なところをついて勝つというのも好きではない。むかしテニスもやっていたことがあるが、なるべく相手の打てるところへ打ち返す。互いにそうしてミスして打ち返せなかった方が負ける。そういう方が身体を動かして楽しみたいだけの私には向いている。
だから、フレスコボールは私好みのスポーツみたいな感じがしたのである。7m離れて板のラケットでボールを落とさないように妻と庭で打ち合ってみたい。妻も私同様に勝ち負けを直接競うスポーツはあまり好みではないので私のそういう提案に賛同してくれた。そしてその翌日、早速面白半分で入門セットを注文した。

そして道具を入手してからやってみたのだが、ラケットは打つ面の大きさがバドミントンくらいで卓球を大きくした感じの一枚板で球は卓球のものに似ているが径はかなり大きい。これでためしに打ってみたが打ち逃がすと後ろに転がって行ってしまい庭でやると植え込みに入ったりして、上手でないと打ち合いを重ねるにはなかなか手間取る。

一回やって私はあきらめた。下手な高齢者だからかどうか分からないが球を拾いに動く方が打つに比べ時間を費やすのに嫌気がさしてしまった。私は相手のミスを誘うのではなくラリーを続けるというコンセプトに異存はないが、遠くへ転がって行く球の面倒ばかりみる気がしない。フレスコボールのルールでバドミントンで軽くラリーする方が私のような下手な高齢者が家の庭でちょっと体を動かすのに向いているのではないかと思われる。テレビに釣られてちょっと高い買い物をしてしまったのが悔やまれる。子ども用のバドミントンセットを買った方がよっぽどよかったというのが私の感想である。



本ブログは、屋久島移住5年くらいして始めたHP:「My logbook:屋久島生活の断片」(2000.05~2010.05)と、その後継のHP:「My logbook:屋久島方丈記」(2010.06~2020.04)、そして:「My logbook:屋久島暮らし残照録」(2020.04~)における「日誌編」や「偏見ご免のたわごと編」の中から、最新記事あるいは最近の出来事で思い出した過去記事と、その関連記事(特にない場合は省略)を紹介しています。

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